紋甲いかは、大きな卵を1個づつ卵嚢(ランノウ)に包んで海藻などに産みつけられます。この卵嚢を分泌するのが「イカチチ」と呼ばれる抱卵腺(ホウランセン)です。「イカチチ」はメスの卵巣の前に2個ありますので決してイカの白子ではありません。
ゆるい透明な卵塊をつくるスルメイカや白いインゲン豆のような卵嚢(ランノウ)のヤリイカにも抱卵腺(ホウランセン)はありますが、とても小さいです。
弊社の「イカチチ」は大型の紋甲いかならではの大型で、モチモチとした食感が特長です。
この「イカチチ」の発祥は弊社が取り扱ったのが始まりで「イカチチ」という名称もまた弊社がルーツとなります。希少部位の為、取扱量が少ない事からも珍味と言われる由縁ではないかと思います。