イカの豆知識

意外と知らないイカのからだ

イカのからだ

  • イカのからだ

    皆さんが普段食べているイカ。
    尖ったヒレのある方が上向きだと認識されている方が多いのではないかと思います。実はこれは反対でヒレのある方が下。足のある方が上が正解です。また足と言われている部分は実は腕なんですね。なぜなら歩行に使うものではなく、エサを取る為に使用しているからです。

  • イカのからだ

    基本イカは4対の腕(8本)と1対(2本)の触腕で足10本です。
    イカは足(腕)の付け根に口があり、筋肉の口球の中にカラス(上顎)トンビ(下顎)の2枚のクチバシで餌を噛み切ります。顎板の下の卸し金の様な歯舌で、食べ物をすりおろして流動食にして食べます。

  • イカのからだ

    鮮度の良いアオリイカは、アイシャドーの様に目の周りが青くなります。また、イカの視力は、構造上とても良いといわれています。

成分と栄養

  • 成分と栄養

    イカには髪や筋肉、体を作るのに必須の栄養素であるタンパク質が非常に豊富です。タンパク質はダイエット時にも有効で筋肉の縮小を抑え基礎代謝の維持に効果があります。ボクサーが減量時にスルメを食べるというのは有名な話ですね。

  • 成分と栄養

    タウリンは身体や細胞を正常な状態に戻そうとする働きがあり、血圧が高い時は下げ、肝臓の機能が低下している時は高めてくれるといった効果があります。また精神疲労の回復、ストレスや不安解消の効果があると言われています。

イカ肉は畜肉・魚肉と同程度のタンパク質を含んでいるばかりでなく、タンパク質にリジンや含硫アミノ酸が多く栄養価がとても高いのです。イカはコレステロールが多いといいう理由で敬遠される事があるのですが含硫アミノ酸のタウリンも多くタウリンには血中コレステロールを下げる作用があります。タウリンの含有料がコレステロールの2倍以上であれば問題がないというのが学説として言われています。何を隠そうイカにはタウリン、コレステロール比が2.0を超えているのです。

珍味「イカチチ

珍味「イカチチ

紋甲いかは、大きな卵を1個づつ卵嚢(ランノウ)に包んで海藻などに産みつけられます。この卵嚢を分泌するのが「イカチチ」と呼ばれる抱卵腺(ホウランセン)です。「イカチチ」はメスの卵巣の前に2個ありますので決してイカの白子ではありません。
ゆるい透明な卵塊をつくるスルメイカや白いインゲン豆のような卵嚢(ランノウ)のヤリイカにも抱卵腺(ホウランセン)はありますが、とても小さいです。
弊社の「イカチチ」は大型の紋甲いかならではの大型で、モチモチとした食感が特長です。

この「イカチチ」の発祥は弊社が取り扱ったのが始まりで「イカチチ」という名称もまた弊社がルーツとなります。希少部位の為、取扱量が少ない事からも珍味と言われる由縁ではないかと思います。

カラストンビ

カラストンビ

イカの体のつくりの関係で、イカの消化管は頭蓋骨の中を通り抜けていいます。イカの口はカラストンビで食べ物を切り刻んだ後に卸し金の様な歯舌(シゼツ)ですり潰して流動食にして食べています。このカラストンビを動かしているのが、口球(コウキュウ)と言う筋肉のカタマリです。
カラストンビは、黒く非常に硬いので、マッコウクジラの胃で消化されずに抹香となります。 硬いカラストンビを一つづつ口球から抜いて、筋肉のカタマリの紋甲いかの口球を希少な珍味としてお届けしております。

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